電気自動車導入の補助金概要が発表されました
- 2021.02.28
- コラム
新たな電気自動車の購入補助金の概要について
経済産業省、環境省における新たな電気自動車の購入補助金の概要が発表されました。
電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池自動車を購入する個人や中小企業などに補助金を出すというものです。
中でも環境省の補助金であれば、家庭で使う電力で再エネ100%の条件をクリアできれば、電気自動車で最大80万円と高額な補助を受けることができます。
車両登録(届出)日は2020年12月21日〜で、申請期間は2021年3月中の受付開始が予定されており、「再エネ電力と電気自動車や燃料電池自動車等を活用したゼロカーボンライフ・ワークスタイル先行導入モデル事業」として予算化されているので要チェックです。
100%再エネ電力の調達について
今回は、この環境省事業の補助金を受け取る一つの要件となる100%の再エネ電力を調達していることについて説明します。
次の3つの手法が明らかになりました。
- 手法1:自家消費による再エネ電力調達
(専用線を活用する場合を含む) - 手法2:再エネ電力メニューの購入
- 手法3:再エネ電力証書の購入
▼引用元:環境省
再エネ100%電力調達要件について
手法1については、個人で戸建てにお住まいの方は、戸建住宅で使用する電力が全て再エネ、つまり太陽光発電などで賄うことを指します。
この時注意すべき点として、太陽光発電の電力を売電している場合、この売電分の発電量は同事業の再エネ電力としてカウントすることはできません。
再エネ発電設備だけで各家庭の全消費電力を満たすことができない場合は、その不足分について、次の手法2:再エネ100%の電力メニューの購入による対応か、手法3:再エネ電力証書を購入することで、再エネ100%電力調達の要件を満たすことができるようです。
手法2は、下記URLリンクにある企業の電力プラン契約へ補助金の申請までに切り替えることで、100%再エネ電力を利用しているとみなされます。
▼引用元
令和2年度第3次補正予算
再エネ電力と電気自動車や燃料電池自動車等を活用したゼロカーボンライフ・ワークスタイル先行導入モデル事業における再エネ電力メニュー審査 対象メニュー一覧(Ver.1.02)
手法3は、再エネ電力から切り離された環境価値だけを「再エネ電力証書」という形で購入する方法となります。
再エネ電力証書のうち、電力の需要家が直接購入できるものは「グリーン電力証書」と「再エネ電力由来J-クレジット」があり、これらの証書は発電事業者からだけでなく、小売電気事業者や仲介事業者から購入することも可能ということです。
まとめ
この手法をうまく活用することで、電気自動車導入時に補助金がもらえます。
詳しい内容の確認はもちろん、上記情報は随時更新されるようですので、再エネ100%の電力メニューの企業リンクなども含めて、次の環境省のリンクより確認して頂きたい所です。
電気自動車購入を検討されていて、太陽光発電をお持ち、または導入予定の方には見逃せない補助金となっています。