2021年度の住宅用太陽光発電の買取単価、19円で検討
- 2021.02.15
- コラム
今年度の電力買取価格案が発表
1月22日に、今年度の住宅用太陽光発電の電力買い取り価格の案が発表されました。
昨年同様、電力価格の情勢だけでなく、太陽光発電や風力発電といった新エネルギーに詳しい有識者が集い、省庁の担当者とともに、再生可能エネルギーによって生まれた電力の売り値について議論しています。
この調達価格算定委員会で決まった金額が、4月以降の売電価格として採用されます。
4月からの売電価格は2円マイナスに
太陽光発電システム含む再生可能エネルギー電力の販売価格について、2021年度、つまり21年4月からの売電価格が発表されたわけですが、下の表の通り、10kW未満の太陽光発電の売電価格は19円/kWhとなりました。20年度は21円/kWhでしたから、今回は2円下がることになりました。
住宅用売電価格算定にあたって必要な各種項目の想定値については、最終的な利益率を示すIRRをはじめ、運転維持費や設備利用率等は20年度据え置きとなっています。
一方で自家消費分の便益については、直近8年間(12~19年度)の平均値26.44円/kWhに変更され、また10年間のFIT期間終了後の売電価格については19年10月末までに確認できた各小売電気事業者が公表する買取メニューの売電価格をもとに9 円/kWhとされています。
すでに2022年案の発表も
2022年度の案も同時に公表されていますが、17円/kWhとなっています。
当然ながら太陽光発電システム自体の単価で決定する売電価格ですので値下げするしかありません。
既に電気料金以下での買取価格となっているため、自家消費活用でメリットを得ることが推奨される太陽光発電ですが、買取単価が高いうちに設置することは、来年に設置することと比べれば、10年間で見れば大きく差が出てきます。
「あの時付けておけばよかった」となる前に、ご自宅への設置について検討されるのはいかがでしょうか。
「うちの屋根には載せられるの?」、「価格メリットはどの程度あるの?」などなど、当社にお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。