ご存知ですか?太陽光パネルの発電ピーク時期
- 2023.02.21
- コラム
太陽光の光だけが発電量に影響?
太陽が顔を出してさえいれば発電し、年中働き続けてくれる太陽光発電システム。太陽光で発電するわけですから、曇りや雨、雪など、雲が邪魔をしてしまったら発電量が大きく落ちてしまうとことは良く知られています。太陽光が降り注ぐ時間のことを日照時間と言いますが、それでは一年間を通してみると、日照時間が長い夏が最も発電するということでしょうか?実は太陽光発電システムが元気に発電するためには、太陽光の光だけが影響するわけではないのです。
最も発電する季節は?
一年間で見た時に最も発電する季節は?と聞かれたら「春頃、4〜5月」と答えるのが正解です。太陽光発電が夏に発電しない理由、それは高い気温にあります。太陽光発電のパネルは30℃を超える気温になると、直射日光を浴びることでその表面温度は70℃以上にもなると言われます。「屋根で目玉焼きが作れそう」と揶揄されることもありますが、本当に熱くなります。そして、パネルの内部はセルというシリコン半導体が発電の仕組みを持っています。これらセルは高温になると性能が低下するため、暑い夏場では発電効率が下がってしまう訳です。
それでも一年を通して見れば、夏は秋冬以上に発電するケースが多く見られます。4〜5月を最盛期に、日照時間の長い7〜8月も発電旺盛。一方で6月頃の梅雨、すぐに日照が短くなってくる9〜11月の秋は、春夏に比べると発電量は控え目になることが一般的に知られています。日照時間の短い12月から翌3月上旬あたりも発電しますが、春夏には敵いません。
まとめ
太陽光発電と言っても、単純に太陽光の日射時間だけが発電量に影響するわけではないということを、今回はご説明させて頂きました。
インターネットなどで大まかな発電量をイメージとして掴むことは必要かもしれませんが、同システムは設置エリア、気温環境によっても発電量は大きく変わります。弊社では、設置エリアごとの発電目安からお客さまのためになるシミュレーションを行いますので、実際にどの程度発電するのか詳しく知りたい方は、ぜひ当社までお問い合せいただければ幸いです。