【セルオド・バトオチル】インタビュー「支えてくれる人がいるから挑戦できる」
- 2024.08.13
- スポーツニュース
新日本住設Group所属のマラソンランナー、セルオド・バトオチル選手に、2024年6月10日にオンラインでインタビューを敢行しました。大会前の調整期間中だったため、あっという間のインタビューとなりましたが、勉強中の日本語で一生懸命答えてくれる彼の言葉は、アスリートではない一般社会人の私たちにとっても、まるで心のトーチとなるものでした。
【新日本住設社員】
現在まで、マラソン競技選手でオリンピックに5回出場できたアスリートは4人しかおらず、更に6回連続は世界始めての偉業です!
まず、東京オリンピック以降もパリを目指した背景を聞かせてください。
【バトオチル選手】
自分の夢は東京オリンピックに出場することでした。今まで競技選手として世界大会に何回も出場したし、モンゴル代表の一人としてできる限りの成績を残してきたから、東京は集大成なんだという気持ちだった。
ところが、マラソン競技の少し前に発熱をしてしまったんです。設備が古い宿泊施設に泊まったのが良くなかったのか… 最悪のコンディションでの本番でしたから、期待に答えられない結果に終わってしまいました。
それが本当に悔しかった。
競技に対する気持ちはもっと強くなり、パリに行きたいという決意に変わっていきました。
今まで支えてくれていた家族、特に奥さんと何度も相談して、40歳を前にしてもう一度挑戦すると決めたんです。
【新日本住設社員】
バトオチルさんのような数々の実績を残してきた選手でも、納得のいかない結果に悔しさをつのらせて、それを原動力に鍛錬を続けてこられたんですね。
(オンラインインタビューの様子)
【新日本住設社員】
バトオチル選手は、活動の場を母国ではない日本を選び、アスリートとして研鑽しつづけています。メンタルを強く持っておられると感じますが、精神面で強くなるために心がけてきたことはありますか?
【バトオチル選手】
そうですね、精神面は本当に大変だったけど、その中でも練習はしっかりやらなきゃいけない。
家族、大城さん(注・新日本住設WEST株式会社社長)をはじめ新日本住設Groupのサポート、代理人さん、友達、遠方で応援してくださる方…みんなのためにという気持ちで乗り越えた。
自分ひとりのためだったら耐えられないことでも、支えてくれる人がいるから挑戦できるしがんばることができました。
【新日本住設社員】
支えてくれている人のためと考えることで乗り越えた、ということですね。
そのマインドの持ち方は、うちの(新日本住設Group)の社員にも共通する部分があります。特にセールス担当は、販売する製品について常に徹底して自学しますし、かなりの部分を本人の努力と熱量で進めていかなくてはなりません。困難なこと・思い通りにならないことも多いのですが、難しい局面ほど上司や先輩、同僚が支えます。それにご家族も。「絶対、お客さまの役に立てるから!」という信念はもちろん必要ですけれど、人間は支えがあってこそ力が発揮できるものですよね。
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
これからも新日本住設Group全社で応援します!
(インタビューここまで)
大きな舞台で脚光を浴びるトップアスリートの活躍を目にする時、この短い時間でパフォーマンスを発揮するための過酷な練習と、選手をサポートしている多くの人の存在に、心を向けていただければ幸いです。