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電力取引価格が高騰中?!

2021.01.30

電力取引価格が高騰中?!

冬の電気代は夏の1.5倍に

一年間で電気代が最も高くつくのが、寒いこの季節です。特に1~3月はエアコンやヒーターの活用時間が長くなるため、家族構成などにもよりますが、夏の電気代と比べると1.5倍にもなることがあります。

JEPXで取引される電力卸価格が高騰

今年も厳冬が訪れ、宅内でのエアコンや暖房器具の使用量は増加しています。加えて、天候不順による電力需給の逼迫もあって、JEPXで取引される電力卸価格が高騰しています。

JEPXとは?

JEPXとは日本卸電力取引所のことで、電力をつくる供給側と小売事業者などの需要側が出会う場である卸電力取引市場を運営する組織です。2003年に設立されました。

コロナ禍の需要増でJEPXのスポット価格は高騰

JPEXのスポット価格は、2020年の12月中旬まで平均価格は5円台でしたが、以降から徐々に上昇、1月半ばには日平均150~200円にまで高騰しています。
JEPXによると「特に低圧向けの需要が増えている」とし、テレワークによる在宅時間の伸長厳冬による暖房利用の増加が全体の需要押し上げを主要因としています。コロナ禍での緊急事態宣言発令も影響していると思われます。
さらに昨年は暖冬により燃料となる液化天然ガスが余ったことからLNG調達計画を絞っていたことなど調達面から供給ひっ迫に拍車がかかっているようです。
これら卸電力の価格上昇を受け、JEPXの市場価格と連動して電力料金が決まる市場連動型プランを提供している電力事業者らは声明を発表し、消費者に対して電力料金に大きな影響が生じることをアナウンスしています。

太陽光の、電気を外部調達に依存しないというメリット

 
翻り、今回の事象が示すように、電力料金というものは実は市場に大きく連動して価格決定されているものということが判ります。その点でみれば、外部調達に依存せず、自宅で発電してそれを自分で使う『太陽光発電システム』というものの有用性が改めて理解できます。
晴れてさえいれば発電はしてくれますし、たとえ雨天、曇天であっても、普段から『蓄電池』に貯めておきさえすれば、不安に駆られることはありません。
 自らエネルギーを作る・貯める側となり、クリーンな社会に貢献し、電気代を気にしなければいけない生活から逸早く抜け出すことも、この小資源国では重要な考え方ではないでしょうか。

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