北面設置で投資回収UPも
- 2021.04.30
- コラム
パネルの向きは重要?
車や電車の窓から街並みを見ると、意外と太陽光パネルが載っている住宅が多いことがわかります。
しかも「1軒だけでなく、2〜3軒で連続して並んで設置されている」なんていう光景を見かけたことはありませんか?
実はパネルを設置するとき、その方向は等しく南向き方面となっています。
これは当たり前のことなのですが、太陽の光が射す時間は南が最も長いからで、日々において最大限、余すことなく光を取り込み発電してもらうために南側にパネルを設置するわけです。
もちろん、季節によって太陽の高さというものは変わりますが、南向きが年間を通して発電量が最も稼げるため、南向きの屋根が理想とされています。
そして、南向きで片流れ屋根(屋根が一面で一方向に流れているシンプルな屋根)は、設置面積も稼げて、かつ日射時間も長いため最も発電を稼げる屋根と言われています。
▼片流れ屋根例
このように、パネルの角度と方角は太陽光パネルの設置で最も重要な発電シミュレーションに最も影響します。
どれだけ高価で発電量の高いパネルを設置しても、設置方向や角度が正しくなければ最大の発電を行なってくれません。
例えば、南東、南西程度なら真南に対して95%程度は発電するとされています。
しかし、真東や真西となれば屋根角度の影響も大きくなるため、真南よりも屋根角度が緩やかなほうが発電量が多くなったりします。
北面には設置しない方がいい?
では翻り、北面に設置すると全く発電しないのでしょうか?
切妻屋根のように南面と北面で二分割されている屋根もあり、北側に設置しないのはどこか勿体無い気もします。
その答えは、実は南面には劣るものの、北面であっても発電はします。
そのためには、近隣にパネルの反射光による光害が迷惑とならないことや、屋根の角度やパネルの価格なども条件として必要になります。
それらをクリアすれば、南面に加えて北面も合わせて設置することで、南面だけの設置よりも初期費用の回収を早められる可能性が十分にあります。
まとめ
当社では様々な設置方法をご提案させて頂き、設置容量だけでなく、パネルを載せる屋根の方角や角度も十分にシミュレーションでお示しし、メリットが出るパネル設置パターンをご提案させて頂いております。
お気軽に弊社までご相談ください。