オムロン蓄電池 自立運転の電力供給状態について
- 2019.10.09
- メンテナンスブログ
自立運転の電力供給状態について
オムロン蓄電池の自立運転の電力供給状態について、ご案内いたします。
※自立運転時の注意事項については、下記の記事をご覧ください。
▼自立運転の注意事項について
自立運転確認方法:オムロンの場合
自立運転時の電力供給状態について(システム単体)
停電時は自動的に自立運転に切り換わり、蓄電池を放電して、特定負荷用分電盤に電力を供給します。
特定負荷用分電盤に接続している機器は使用できます。
停電時に蓄電池から電力を供給できません。
特定負荷用分電盤に接続した電気製品は、蓄電電力を使って動きます。
蓄電池ユニットの残量が50%の場合は、100VA消費する電気製品を、約3.5時間使用できます。
(電池が新品の場合)
自立運転時の電力供給状態について(システム併設)
停電時は自動的に自立運転に切り換わります。
電力の供給は、停電時モードの設定によって電力の供給状態が異なります。
Ⓐ停電時モードが「蓄電池給電」に設定されている場合
Ⓑ停電時モードが「太陽光給電」に設定されている場合
Ⓒ停電時モードが「自動」に設定されている場合
Ⓐ停電時モードが「蓄電池給電」に設定されている場合
特定負荷用分電盤に接続した電気製品は、蓄電池の蓄電電力を使って動きます。
(太陽電池からは給電されません。)
蓄電池ユニットの残量が50%の場合は、1000VA消費する電気製品を、約3.5時間使用できます。
(電池が新品の場合)
Ⓑ停電時モードが「太陽光給電」に設定されている場合
特定負荷用分電盤に接続した電気製品は、太陽光発電の発電電力を使って動きます。
太陽光発電の発電電力で蓄電池の充電もできます。
蓄電池に給電したい場合は、停電時充電電力の設定を0(W)以外にしてください。
ただし、特定負荷用分電盤に接続した機器の消費電力と蓄電池への給電の電力ソーラーパワーコンディショナの運転を再開するには、
ソーラーパワーコンディショナに付属の取扱説明書をご覧ください。
※夜間は太陽光発電ができないため、特定負荷用分電盤に接続した機器は使用できません。
(蓄電池への充電もできません。)
Ⓒ停電時モードが「自動」に設定されている場合
特定負荷用分電盤に接続した電気機器は、太陽光発電の発電電力もしくは蓄電池の蓄電電力を使って動きます。
太陽光発電の発電電力、蓄電池の蓄電電力のどちらの給電方法を使用するかは、自動で判定します。
蓄電池の蓄電電力を使用して給電する場合はⒶと同じ動作になります。
太陽光発電の発電電力を使用して給電する場合はⒷと同じ動作になります。
給電方法が切り換わる時には、一時的に自立運転を停止します。
そのため、特定負荷用分電盤に接続した機器への電力供給が一時的に中断しますので、ご注意ください。