太陽光発電への日々の意識
- 2020.04.15
- コラム
4月を迎えた新年度がスタートしました。
多くの企業が4月1日をもって期を新たにし入退社・異動を行い、教育現場においても入学・卒業・進学・進級があり、
私たちに新たな環境を与えます。
しかしながら、今年の様相は例年に比べて大きく異なる様相です。
前回にも書きましたが、コロナウィルスの影響が甚大化しています。
本来であれば、花見や歓送迎会で盛り上がるこの時期ですが、未だ自粛ムードが続いています。
消費は落ち込み、多くの企業で収益は減退。
また、引きずられるように、国内だけでなく世界経済も大きく悪化しています。
オリンピックも2021年延期開催が決定しました。
100年に一度と言われるほどの流行病。
一方で、医療レベルは100年前と比べ、大きく向上していると感じていた人がほとんどではないでしょうか。
しかしながら、実際にはワクチンを作り出せなければ、
「感染者を増やさず、医療崩壊の起こらない程度に封じ込めることしか出来ない」という事実が突き付けられ、
今月に入っても世界での感染拡大は収束をみせません。
致死率が低いということが、唯一の人類存亡の救いと言えます。
外出を控え、皆がウイルス流行の収束を祈り「感染拡大を防ぐ」という、この気持ちを一つにする時だと思います。
太陽光発電の不具合事例
さて、こんな状況下でも黙々と発電を続けているのが太陽光発電です。
コロナウイルスの影響と電力供給の安定化について前回書きましたが、今回は太陽光発電の不具合事例について紹介したいと思います。
主に野立て、産業用と呼ばれる大型の太陽光発電の事例とはなりますが、
メーカーや販売会社から成る一般社団法人太陽光発電協会では、
『太陽光発電システムの不具合事例とその対処例』という資料を3月31日に公開しました。
太陽光パネルやパワーコンディショナ、ケーブルなど部位毎の事例とその対処方法をまとめています。
▼引用元:太陽光発電協会
太陽光発電システムの不具合事例とその対処例(2020年3月31日)
少しマニアックな内容ですが、太陽電池の出力低下やパワーコンディショナの異常の原因について、
設置環境の過酷さが如何に通常の発電に影響しているかがよく分かります。
まとめ
太陽光発電は設置直後は関心が大いにあるのですが、しばらくすると長期間稼働、かつ屋根上に存在するからか意識が希薄になりがちです。
見えないところにあるからこそ、長く健全に利用していくため、出力値などには日々気を配る心がけが大事です。